トラブルの中でも気を遣うNo.1。
それは間違いなく”不具合解析”です。
顧客としてはいち早く原因を解明し対応しなくてはいけない。
電子部品商社の我々の伝え方一つで解析依頼があなたの営業マンの明暗を分けます。
- 信頼を積み上げる営業マン
- ダメな営業マンのレッテル
あなたがなりたい営業はどちらでしょうか?
この記事でわかること
- 不具合発生時の確認事項
- なぜそれが必要なのか
- メーカーの心理
- 顧客の心理
不具合解析依頼は鮮度が命
不具合解析は営業視点では利益を生みません。
どちらかといえば手間ばかりがかかって面倒な仕事です。
なら、後回しにしていいのか?
答えはNO
何をおいても最優先で進める仕事です。
不具合解析依頼チェックリスト
依頼が来たからすぐにメーカーへ依頼だ!!
これでは2流営業マンです。
内容に不備があり、質疑応答のラリーが増えて結局時間がかかります。
ここでは必ず確認するべき項目を紹介します。
不具合発生日
不具合がいつ発生したのか?
これは確認すべきマストの項目です。
基本的には顧客からの依頼内容に入っていることが大半ですが、単純に解析だけをして。という依頼の場合はしっかり確認をしてください。
不具合発生場所
どこで不具合が発生したのか?
- 顧客の製造工程?
- 市場?
- 輸送中?
- 検査中?
どこで発生したかによって調べる内容が変わりますのでここも必ず押さえるべきポイントです。
用途
不具合が発生したのはどんな用途なのか?
- 産業機器
- 民生機器
- 車
- 医療機
様々な用途がありますのでここも必ず押さえるべきポイントです。
不具合発生個数
不具合は幾つ発生しているのか?
数量情報もしっかり確認しましょう。
納入日
商社からいつ頃納入したのか?
そこからメーカーへの依頼日がわかり、発注No.からロットNo.を割り出すことができることもあります。
ロットNo.(分かれば)
顧客側で納入した製品のロットNo.が分かればより詳細な解析を行うことが可能です。
もちろん商社でロットNo.を記録していれば言うことなしです。
不具合品返却形態
どのような形態で解析をしてほしいのか?
- 部品単体?
- 基板搭載?
- 完成品?
ここも押さえるべきポイントです。
内部破壊解析可否
部品の詳細な解析には外観検査やX線検査だけでは不十分なことがあります。
その時に内部破壊解析ができるかどうかは確認が必要です。
顧客によっては破壊解析を望まないこともあります。
メーカーとしては基本的に破壊試験を想定していますので最初の確認を怠ると、
後々のトラブルの火種となります。
不具合報告書希望期日
いつ頃までに回答がほしいのか?
基本的には最短と言われることが大半です。
不具合品返却有無
不具合品を返却してほしいのか?してほしくないのか?
メーカーとしては不具合のサンプル保管として基本的には返却を望みませんが、要望があれば返却してくれるメーカーもあります。
細かい情報が結果として回答を最速にする
なぜここまで細かい情報が必要なのか?それは、
メーカーにとって必要な情報だからです。
それ以上でもそれ以下でもありません。
メーカー・顧客視点|情報のない解析依頼
もちろん情報が不足していても解析依頼は可能です。
ですが、冒頭にもお伝えしましたが、メーカーにとって必要な情報を得るためのキャッチボールが始まります。
その結果顧客からは、
顧客最初にこっちが依頼してから1週間以上経つけど、
まだ質問してくる。



いつになったら解析依頼してくれるんだ!?
メーカーからは、



毎回解析の時に聞いてるんだからいい加減最初から確認してくれよ・・・
となります。
結果としていたずらに時間だけが経過します。
不具合解析依頼抑えるべきポイント
- 依頼日にチェックリストの内容の確認
- なければその日のうちに顧客に確認
- 内容をまとめてメーカーへ依頼
- 現品発送先をメーカーへ確認
- 送り状控えをメーカーに送付
まとめ|不具合解析は「最初の整理」が全て
不具合解析依頼は、とにかく早くメーカーへ投げればいい訳ではありません。
情報不足のまま依頼をすると、
- 顧客との確認ラリー
- メーカーとの確認ラリー
- 現品発送遅延
- 解析開始遅延
- 結果として回答遅延
につながります。
だからこそ重要なのが、
「最初に必要情報を整理すること」です。
不具合解析対応は利益を生みません。
ですが、対応次第で顧客からの信頼は大きく変わります。
不具合発生時こそ、
営業マンとしての真価が問われます。


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